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社長ブログ

田んぼの作業が始まる前に、農業用水路の水漏れを直したいとのご依頼で防水施工させて頂きました。

よく見かけるU字溝を使った水路ですが、こちらの水路は田んぼよりも高い位置に設置された水路なので、U字溝目地部から水が漏れ周囲の田んぼに流れて出て来るそうです。

生産者の方が繰り返しホームセンターなどで購入されたコーキング剤や止水モルタルなどを塗り付けて対処しておられたらしいのですが、何度やっても漏水がうまく止まらないとの事でした。

そこで今回施工させて頂いた防水工法がこちら ↓

シーカデュア コンビフレックス
特殊防水目地シールシステム

フレキシブルなシートの両端をエポキシ樹脂系の強固な接着シーリング剤で固定し、動きのある目地部にも追従し防水するシステムです。

特徴
■アンカー固定ではなく接着剤にて固定するため、U字溝を損傷させません。

■伸び性能に優れているため、大きな動きにも追従します。

■動きが大きい目地の場合には、シートをたるませて設置することができます。

■幅広い温度範囲にて、優れた性能を発揮します。

■耐候性・耐水性に優れ長期の浸水にも対応可能です。

■耐薬品性にも優れています。

ます、水路内を高圧水洗浄で綺麗に洗い ↓

シートを貼り付ける下地面をサンダー掛け等で下地処理し、貼付け準備 ↓

コンビフレックスシートの両端には穴が開いており、サンドした接着シール剤が穴で繋がり下地との接着強度が高まるようになっています。↓

シーカデュア コンビフレックス 特殊防水目地シールシステム施工完了状況 ↓

こちらの水路のすぐ近くに、同じく目地部よりかなりの量が漏水していたプレキャストコンクリート製の貯水池があり、6年前にこの工法で漏水を止めた実績があります。

貯水池の水位が保たれず、あれだけ水が減り困っていた状況が、6年前の弊社での施工により今では全く漏水が無い事に生産者の方々に満足して頂いておりまして、今回も弊社にとお声を掛けてくださいました。

屋上の雨漏りを防水するだけではなく、農作業をされる方々にも喜んで頂けるのは大変有難いです。

3月年度末で完工した工事の中で、土木工事に伴う防水工事も数件施工させて頂いてました。

〇道路関係の土木防水

金沢市内で工事されている海側環状線の道路の下を横断する地下道の防水工事でした。

横断地下道の中に地下水が滲み出ないように、土に埋まる部分のコンクリートの外側に土木用の改質アスファルトシート(カスタムPA)を貼り付けて防水します。(写真は防水して土を埋めた状態)

この横断地下道の上に海側環状線が横切る予定です。隣ではその海側環状線の道路工事の真っ最中 ↓

海側環状線が8号線につながると便利になりそうですね。

〇橋梁の土木防水

こちらは富山県魚津市内の橋の補修工事に伴う土木防水でした。

車道、歩道部分のアスファルト舗装を削り取り、土木防水用のアスファルト防水材(CSコンパウンド)を加熱溶融して塗布するアスファルト塗膜防水橋梁床版のコンクリート躯体や鉄骨構造物を雨水から保護する事が目的です。

塗膜を塗布する前に橋梁用プライマーを塗布  ↓

土木防水用アスファルト防水材(CSコンパウンド)を溶解釜で加熱溶融 ↓

加熱溶融したアスファルト塗膜(CSコンパウンド)を塗り付けていき防水層を形成  ↓

アスファルト塗膜を塗り付けた後に珪砂を散布し防水工事が完了。

防水の後にアスファルト舗装を重ねて仕上がりです。

補修工事を繰り返し、耐久性を保った状態で地域の皆様に安心してご利用頂きたいですね。