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社長ブログ

石川県での令和6年度前期 防水施工技能検定試験が6月27日・28日の2日間開催され検定員を務めてきました。

前期に開催される検定は、『ウレタンゴム系塗膜防水工事作業』、『FRP防水工事作業』、『改質アスファルト常温粘着工法防水工事作業』の3作業の検定があります。

今回はそれぞれの作業1級・2級合わせて総勢18名の方々が受験されました。

例年この時期非常に暑い中での作業になる事が多いのですが、今回の開催期間はたまたま割と低い気温の日に開催する事が出来ました。

しかし、受験者の皆様は汗だくで・・・大変お疲れ様でした。

昨日2/28(水)は弊社が所属するディックプルーフィング工業会の北陸ブロック会の講習会に参加してきました。

主な講習会の内容としては・・・

〇 ひび割れ補修システム・・・自動式低圧エポキシ樹脂注入工法 SKグラウトプラグA工法

能登半島地震の後、問合せ頂く事が多くなったコンクリートのひび割れ補修工事
自動式低圧エポキシ樹脂注入は幅の狭いひび割れでもひび割れ内部にゆっくりと低圧・低速で樹脂を注入する事が出来る工法です。

その中でもこちらのSKグラウトプラグA工法は注入状況に応じて注入材の追加や注入材の粘度切り替えが容易に出来、効率的で確実なひび割れ補修が出来るので弊社ではかなり前から使用しています。

もう一つの講習内容としては・・・

特殊発泡ウレタン樹脂接着剤を使用した・・・
塩化ビニル系シート防水 シーカプラン接着断熱防水仕様

特殊発泡ウレタン樹脂接着剤「SikaRoof Board Adhesive」を下地に吹き付けて断熱材を接着するというスピードに特化した他に類を見ない工法です。

接着剤吹き付け専用ガンは立ち作業で接着剤を吹き付ける事が出来る為、作業員の負担軽減と施工の安定性が向上し作業が速くなる上にムラなく施工品質も向上させる事が出来ます。

下地に適したプライマーを塗布する事で、アスファルト露出防水など各種下地にも直接接着する事が可能です。

北陸地方では主流になっている塩化ビニル系シート防水 機械的固定工法の施工では、アンカー取付けの為のドリル掘削音の発生により作業が制限される事があります。

同じ塩化ビニル系シート防水でもこちらの接着断熱工法ではドリル掘削音を大幅に軽減出来るほか、断熱材と塩ビシート防水層は全面接着されるので耐風圧性能にも優れます

弊社取り扱いの防水メーカー、旧ディックプルーフィング(株)は昨年会社統合によって新しくシーカ・ジャパン(株)としてスタートしました。
シーカはスイスに本社を置く世界100カ国以上の拠点を持つ建築・土木及び工業製品分野におけるスペシャリティ・ケミカルカンパニーです。

我々施工店として統合当初は少々不安な気持ちではありましたが、世界中で施工されている防水材料や施工工具をもっと知り得る事が出来たり、取り入れれる良い工法があるとしたら・・・と考えると少しワクワク感が出てきました。

これからのシーカ・ジャパン(株)に期待したいですね。

新年早々、大地震が発生してしまいました。
地震で被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

また、弊社にも県内外各所より安否確認のご連絡を頂きまして誠に有難うございました。
大変ご心配をお掛けいたしました。
社員及び社員の家族は全員無事でケガ等も無く、事務所建物及び社員自宅も大きな損傷は無かったです。(事務所内PCディスプレイが2台壊れたくらい)

私自身も全く問題無かったのですが、義姉が一時的に能登町の実家に帰省している事を知り・・・地震後に人づてに安否は確認出来たものの、車が納屋と共にペシャンコになっているという情報だけが舞い込んで来て、それ以外の情報は全く確認出来ない状況になってました。

不安だけが増し、地震の翌々日の早朝より会社のハイエースに想定される状況を改善出来そうな工具、食材、水、燃料など詰めるだけ詰め込んで覚悟を決めて能登町へ向かいました。

会社のハイエース(4WD)で無事現着
潰れてしまった2階建て納屋と押し潰された車
親戚の元大工に付いてもらいチェーンソーで梁を一部切断
自衛隊の人たちにたくさん声を掛けて頂きました。感謝!

義姉は怪我も無く無事で、住めなくなった家や納屋から必要な物だけを搬出積込みして義姉を連れて金沢へ帰って来ました。

片道約9時間くらいかけて無我夢中で向かい、現地では車中泊、無事に戻ってSNSを見ると一般の人は足手まといになる可能性があるから支援の気持ちがあっても能登へは向かうな!自衛隊、レスキュー隊の移動の妨げになると皆さん呼びかけており、今となっては行くべきでは無かったかと反省しておりますが、地震の翌日などはそんな事を考える余裕すら無く、ただただ救援に向かう事だけしか考えれられませんでした。

当たり前ですが、道中は常に自衛隊や救急隊車両優先を意識し左側に寄りながらバックミラーを常に確認して邪魔にならないように走り、道路の路面状況も慎重に確認しながらパンクや脱輪など2次被災で迷惑を掛ける事など絶対にしないよう細心の注意を払って、何が何でも自己責任という覚悟で向かいました。
東北大震災の時に陸前高田市へ車でボランティアで向かった時の経験も少し役に立っていた気がします。

途中からは携帯電話はほぼ使えない状況なので土地勘が無い人は絶対に行かない方が良いです。
迂回するところも多いので下手に迂回すると大変な事になってしまいます。
車高の低い乗用車も避けた方が良いです。
夜は路面状況が分かりにくいので走行しない方が良いです。

今回、現地の状況や必要な物が分からなく様々な工具や燃料を広く浅く積んで行ったので、帰りに近所の人に水をあるだけ渡せたくらいで、避難所の人たちに配布出来るだけの水や食料、燃料等を支援する事まで出来なかったのが大変心残りです。

あの広範囲での被害状況では電気や水道が復旧するのにかなりの月日を要する事になると思います。
支援物資を届ける事も大事ですが、金沢などへ一時的に連れてくる事も選択肢としては重要な事だと思います。
(ただ能登の人たちは地元愛がすごく強いんですよね・・・なかなか地元を離れようとしない人が多いように思えます。)

また微力ながらではありますがタイミングを見て出来る限りの能登への支援をしていきたいと思いますし、被災地が1日でも早く復興することを願っています。

本日1月6日(土)、朝から毎年恒例の白山比咩神社への初詣を社員と共に。
早速午後から現場作業に取り掛かっております。

事務所は連休明け(1月9日)より通常通り営業します。

本年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

先週の9日(水)・10日(木)の2日間は、建築物石綿含有建材調査者になる為の講習会に弊社より2名で受講しに行って来ました。

2022年4月1日以降に着工する建築物の改修工事を対象として、施工業者(元請け事業者)は請負金額税込み100万円以上の改修工事で石綿含有有無の事前調査結果を労働基準監督署に報告することが義務づけられます。

報告は、環境省が所管する大気汚染防止法に基づいて、地方公共団体にも行う必要があります。

この事前調査と報告は、厚生労働大臣が定める講習を修了した者に行わせることが義務という事もあって、こちらの講習会は毎回すぐに定員いっぱいになっている状況でした。

講習会の申し込みはFAX先順だった為に、申し込み開始日の夜中0時より、話し中の連続の中にFAX送信を繰り返し頑張り、ようやく申し込みが出来た貴重な講習会でした。

防水材料では過去のほんの一部の材料に飛散しにくい状態で石綿が混練され含有している材料が少しありました。

今回の改正後の規制では、石綿が無い場合でも建物を改修工事する場合には講習修了者が報告しなければならないという事で、改修工事にはリフォーム、修繕、塗装や外壁補修等の一部の研磨や穴あけを伴うものも含むそうです。

一部の穴あけだけでも対象となるとしたら防水改修工事も含まれてしまうという解釈になるのでしょうが・・・

今のところ、業界としては報告義務の話は拡がっていますが、未だ調査者講習までを受講される人は少なかったり、防水改修工事の場合に具体的にどこまでの事が求められるのかの詳細については認識不足な点が多い状況です。

弊社としては取り急ぎ石綿が無い場合でも報告義務が行える態勢だけは取っておくべきと考え受講してきました。

修了試験の合否結果は10日ほど掛かるとの事で、まずは無事に合格していなければ・・・

北陸地方は今日から梅雨入りだそうです。
梅雨入り前日の昨日、6月17日(木)に石川県防水事業協同組合が毎年実施しているボランティア活動に参加してきました。

今年のボランティア活動は、金沢市立西南部小学校の屋上清掃

組合員10名ほどで屋上清掃を実施してきました。

校舎新築時から長年において堆積されてきたのか、かなりの土砂の量で・・・

屋上や下屋根を順次手分けして、堆積した土砂や雑草を取り除き清掃しました。


集積した土砂の量が多すぎて60袋近くもの土嚢袋を屋上から荷降ろししなければいけない状況になり・・・
10名ほどの人力で荷降ろしするのは大変という事で、急きょレッカーを手配しレッカー作業で荷降ろしする事になりました。


防水工事屋さんの集まりなので、レッカー手配の段取りや荷降ろし作業は突然にもかかわらず大変スムーズです。

梅雨入り前で雨にも遭わず、気持ち良い汗をかきながらの清掃活動が出来ました。

同時に屋上防水層の劣化状況の診断も調査させて頂き、後日、金沢市さんに防水組合よりボランティア活動の報告と共に防水調査の報告もさせて頂く事になっています。

参加された皆さんも、暑い中大変お疲れ様でした。