石川県金沢市を中心に富山県、福井県の防水工事・塗装工事実績などを中心に随時更新していきます。

社長ブログ

2014年2月アーカイブ


昨日は石川県防水事業協同組合『賛助会員PR説明会』及び『新年会』に出席してきました。

冒頭、新谷理事長のご挨拶 ↓
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第1部は『賛助会員PR説明会』として賛助会員2社の方々よりそれぞれ商材や工法のPRをしてして頂きました。↓
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引き続き第2部の新年懇親会に移り、組合員・賛助会員各社の皆さま方と共に更なる親睦を深める大変有意義な時間を頂く事が出来ました。



昨年11月より施工しておりました、石川県金沢市内にある下水処理施設での防食修繕工事が完工致しました。

臨海水質管理センター施設内の着分配槽という下水の水路水槽内を修繕する工事です。
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施工するにあたって、水路水槽内に雨水が入らないように仮設の屋根を設置 ↓
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下水が流れているコンクリート製の水槽は、下水より発生する硫化水素ガスなどの化学変化によりコンクリート腐食してボロボロになってしまいます。
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普段、下水に浸かっている部分よりも下水に浸からない気相部分のコンクリートがダメージを受けます ↓
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水槽に入る際は、水槽内の酸素濃度や危険な硫化水素ガスなどが発生していないかをチェックして水槽内に入ります ↓
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まずはボロボロになったコンクリートを200MPaという超高圧を使った斫り機器にてコンクリート表面を斫り落とします ↓
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露出してしまった鉄筋を防錆処理した後、下水処理施設専用の断面修復モルタルにて斫り落としたコンクリート厚み分を断面復旧します ↓
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続いて、防食工事の仕様に入っていきます。
素地調整材を塗り下地を平滑にした後、下水処理施設用 エポキシ樹脂を塗り付けながら、ガラスクロスを貼り付けていきます ↓
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2層目 ↓
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上塗り工程を 2層 ↓
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冬場での施工で気温が低くエポキシ樹脂の硬化が遅い為、ジェットヒーターの温風を水槽内に送り込みエポキシ樹脂の硬化を早める工夫もしました ↓
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施工した防食層がしっかりと下のコンクリートに接着しているかを確認する為に引張試験機にて切り目を入れた防食層を引っ張って数値を計測します ↓
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塗り付けた防食層に小さなピンホール穴が空いていないかどうかも、高電圧を利用したピンホール探傷検査機にて検査を実施 ↓
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着工前 ↓
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完 成 ↓
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着工前 ↓
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完 成 ↓
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着工前 ↓
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完 成 ↓
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2つの水路を片方ずつ施工しなければならなく、冬時期で何かと工期が足りなくなりがちな状況の中であり大変苦労をした工事でしたがなんとか無事に完工する事が出来ました。



石川県能美郡川北町にある戸建て住宅の屋上にソーラーパネルを設置されるとの事で、併せて防水改修をさせて頂く事になりました。

防水メーカーよりソーラー設置用の乾式架台が色々と出ていますが、北陸地方の屋上に設置するとパネルの上に雪が溜まりやすく発電しなかったり、乾式架台では積雪荷重に耐えれなくパネルが割れてしまうなどの問題が生じる事があります。

今回は、既設防水層の上に事前にコンクリート製架台を新設 ↓
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防水改修仕様は塩化ビニル系シート防水 機械的固定工法にて改修 ↓
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ソーラー架台は雨水が浸入しにくいようにと、接着工法にて塩ビシート防水層を貼り込みました。

最屋上、下屋根 合わせて架台は40個! 防水施工は大変でしたが積雪や強風など気象条件の厳しい北陸地方には安心のソーラーパネル設置方法になったと思います。